赤外域で使用する多層膜は、紫外域や可視域で使用する多層膜に比べて、各層の膜厚は厚くなります。この様な赤外域多層膜に「透過帯は出来るだけ高く、阻止域は広く且つ、光のモレは小さく」と言った条件を加えると、多層膜全体の膜厚は非常に厚くなります。おおよそ12μm以上になるとIAD法では不均質や散乱が発生し製造困難です。
数値データ(CSV形式)
近赤外域で使用されるダイクロイックミラーです(入射角45度)。透過率および反射率95%以上を実現しています。 ご希望の分光特性、面精度に合わせてお作り致します。
半値幅の細いバンドパスフィルターです。中心波長の光を95%以上も透過しながら、余計な光を透過率0.01%以下に抑えています(石英基板使用)。ご希望の分光特性に合わせてお作り致しますが、詳細はお問い合わせください(分光特性、基板材質、使用環境など)。
天文用近赤外域ワイドバンドパスフィルターです。近赤外域の必要な光を80%以上も透過しながら、不要な光を透過率0.01%以下まで抑えています。
透過帯を4本もつ、クアドラプルバンドパスフィルターです(シリコン基板使用)。透過帯や阻止域の波長など、ご希望の分光特性に合わせてお作り致しますが、詳細はお問い合わせください(分光特性、基板材質、使用環境など)。
ハロゲンランプ、キセノンランプ、水銀ランプなど、ハイパワーランプの熱線を大幅にカットするコールドフィルターです。耐熱設計のフィルターなので、吸収ガラスのように破損することがありません。 このフィルターは、近赤外域を透過するタイプです。波長800~1200 nmの近赤外域の光を100%近く透過しながら、波長2100 nmまでの熱線および可視光を透過率0.1%以下に抑えます。
ワイドタイプのバンドパスフィルターです。波長3000~3500 nmの光を90%以上も透過しながら、余計な光を透過率0.01%以下に抑えています(石英基板使用)。ご希望の分光特性に合わせてお作り致しますが、詳細はお問い合わせください(分光特性、基板材質、使用環境など)。